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台風

日本人にとって身近な存在である台風と、アメリカのニュースで耳にするハリケーン、日本ではあまり馴染みが無いサイクロン、どれも同じ強風を伴う熱帯低気圧であるが、その呼び名が違います。少し、台風・ハリケーン・サイクロンの違いについて説明したいと思います。

<台風>

熱帯の海上で発生する低気圧を「熱帯低気圧」と呼びますが、このうち北西太平洋(赤道より北で東経180度より西の領域)または南シナ海に存在し、なおかつ低気圧域内の最大風速(10分間平均)がおよそ17m/s(34ノット、風力8)以上のものを「台風(タイフーン)」と呼びます。

 

<ハリケーン>

大西洋北部(カリブ海メキシコ湾を含む北大西洋)、大西洋南部、太平洋北東部(西経140度より東の北太平洋)、太平洋北中部(180度~西経140度の北太平洋)の地域で発生した熱帯低気圧のうち、最大風速が64ノット(約33メートル毎秒、約74マイル毎時、約119キロメートル毎時)以上のものを「ハリケーン」と呼びます。

 

<サイクロン>

低気圧を指す一般的な用語で、台風もそれ以外の低気圧も全て「サイクロン」と呼ばれています。

日本を含む北西太平洋・アジアでは台風またはタイフーン、アメリカなどの北中米ではハリケーンと呼ばれており、その他の地域でサイクロンと呼ばれています。

 

台風・タイフーン・ハリケーン・サイクロン、発生する地域により呼ばれ方が変わり、また、その定義も少しずつ違うようです。

今年は、7月初旬で早くも台風11号が発生しています。史上最速ベースで増殖をしているようです。台風は事前に備えができる災害ですが、台風が接近してからでは間に合わない対策もあります。
今から出来る準備はしっかり整え、危険から身を守りましょう。

本社営業課 齋藤