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変るもの変わらないもの
コロナ禍で日常の風景はがらりと変わりました。
マスク、アルコール消毒、ソーシャルディスタンスはすでに生活の一部ですが、趣味の神社仏閣巡りを通じてもお参りスタイルの変化を感じます。
神社の狛犬がマスクをしているのはありがちなご愛敬。
年末に多くの参拝客が列をつくっていたのは例年とは違う新しい光景でした。「幸先参り(さいさきまいり)」。初詣の混雑を避けるため年内に前倒しでお参りすることを最近こう呼ぶのだそうです。
耳新しく縁起もよさそうな言葉です。
参拝前に身を清める手水や水盤。なじみの柄杓(ひしゃく)を無くして水面に色とりどりの花を浮かべる「花手水(はなちょうず)」にするところが多くなりました。
目にも鮮やかで心が和みます。
お目当ての御朱印ですが、最近は”書き置き”がスタンダードになり、御朱印帳に直接手書きをしていただけるところは稀となりました。
待ち時間がないのは良いことですが、糊で貼り付ける手間と、御朱印帳が分厚くなってしまうのが少々困りものです。でもご利益に違いは無いと信じています。
最近は拝観料が電子マネー可のお寺もあってちょっとびっくりですが、お賽銭はさすがにキャッシュレス対応ではありませんでした(笑)
苦しいときの神頼みは今も昔も変わりませんが、人は困難な中にあってもそれを逆手にとったり違うものを取り入れたりしながら新たな風景を作り出していくものなのですね。
東京営業所 佐藤