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依頼者のイメージを具体化する方法(?)

先日、とあるセミナーに出席した際、3人のパッケージデザイナーさんの生の声を聞かせてもらえる機会があり、質疑応答のコーナーでいつか聞いてみたいと思っていたことを質問してみました。

 

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新商品のパッケージデザインの依頼で依頼主から具体的なイメージではなく、おしゃれな感じで!とか、かっこいいやつ!といった抽象的な要望しか出てこない場合、どのようにして依頼主のイメージするものを引き出していきますか?

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といった質問に対して、一人のデザイナーさんが興味深い回答をしてくださいました。

 

そのデザイナーさんによると、デザインを模索する中で何度サンプルを出しても、なかなか方向性が定まらず煮詰まっていた時、思いつきで、『CMを出すとしたら、どんなタレントさんに出てもらいたいですか?宮崎あおいさんのような方ですか?』と訪ねたところ、返ってきた答えが『高倉健さん』だったそうで、自分の中で散らかっていたイメージが整理できたそうです。

 

 

弊社の会社方針の中にも、『顧客自身の知らないところにも隠された要求事項があることを認識する』といった文言があります。

依頼された内容のみに執着するのではなく、その取り巻きにも興味を持ち、ほんとうに作りたいものを作り上げる事のできる設計を目指していければと思います。

企画開発 大石