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サードウエーブコーヒー
ちまたでうわさの”コーヒー第3の波”。 いろんなスタイルのカフェやコーヒースタンドが最近やたら増えていてコーヒーブームなのはまちがいない。ファーストはよく知らないけど、セカンドウェーブはやはりスタバとかに代表されるような、エスプレッソマシンを使ったいわゆるバリスタコーヒーっていうやつらしい。ラテなんかが代表的だ。
じゃあサードは何が違うの? ということで、聖地(?) 清澄白河に行ってみた。話題のカフェが急増している東京カフェの新天地だ。
目指すは2月に日本初上陸したカルフォルニア発のロースタリー&カフェ『ブルーボトル』。
朝8時の開店に合わせて行ってみたら、すでに10人ほどが並んでいた。さすがサードウェーブの牽引役と言われるだけある。
元は倉庫だったという広い店内に入ると、奥に生豆の麻袋が積んであるし、巨大なロースター(焙煎機)がでーんと置いてある。
店内は音楽もなく、テーブル席は10人も座ればいっぱいというスペースしかない。カフェというより工場の雰囲気。
純粋にコーヒーの味を楽しめということか。
と勝手に自分のハードルを上げる。
焙煎したての豆を使い、カップ一杯一杯にドリッパーを載せてポットでお湯を注ぐペーパードリップ方式。本当のカウンターコーヒーってこういうことなのね~と感心しつつ、サードウェーブのヒントを探す。店員さんにおすすめを聞くと、豆をブレンドせず、原産国、地域ごとの特色を生かした「シングルオリジン」というのがここのこだわりらしい。
…ん!? 80~90年代、やたら豆の産地やら淹れ方やら超うるさいマスターがいる喫茶店ってあったよね。時間をかけて丁寧に淹れる一杯ってやつ。もしかして昔の日本のコーヒー喫茶の原点に返ったってこと?
けっこう暑かったけど、カッコつけてアイスコーヒーって言えずにドリップコーヒー頼みました。そして、予想どおり禁煙です…。コーヒーとタバコはセットでしょ、と思っている私には、汗だくで飲むコーヒーの味もサードの意味も結局わからずじまい。
そして帰り路、駅前のコンビニのアイスコーヒー旨い~という私にサードウェーブを語る資格はないと気づくのでした。
東京営業所 佐藤