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お雛祭りPart 2(三人官女編)
今年も我家は、お雛様を飾りました。昨年は男雛、女雛の飾り方が関東、関西で違う事や、歴史をお伝えしましたが、今回は、三人官女について調べました。
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「官女(かんじょ)」とは、男子禁制とされる後宮(こうきゅう・皇后や妃が住む場所)での生活管理や雑務を行う女性の事で「女官(じょかん)」ともいいます。
礼儀作法や楽器の演奏、歌などを教える立場でもあり、多彩な才能を持つ女性たちです。
三人官女はお雛様が幼いころから身のまわりのお世話をしており、お雛様が嫁ぐときにも一緒にやってきて、結婚式ではお内裏様とお雛様をサポートする役割、お祝いのお酒を注ぐ役割があります。
三人官女には、立っている人形と座っている人形があり(一人が座って二人が立っている場合と、一人が立って二人が座っている場合があり)、地方によって違いがあるようです。飾る場合は、一人だけ違う姿をしているものを中央に置きます。中央に置く人形は三人の中で一番年上の既婚者(お局的な役割で一番偉い地位)ではないかといわれています。
その理由として、昔は結婚すると眉を剃り、お歯黒をつける習慣があり、中央に飾る人形には眉がなく、口元が黒くなっています。
我家は座っている人形を中央に飾っています。よく観るとやはり、眉がなく、口元が黒っぽくなっています。何も考えず飾るだけで精一杯でしたが、いろんな意味合いがあるのを知って少しは勉強になりました。
本社営業 安田