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以前の会社では、事務所に一人で対応を行っていた為、誰かと出張する機会はほとんどなかった。

5月15日に入社し、恒松の熊倉部長と同行を行う機会が増えた。今回も栃木県佐野市で宿泊する事になった。当然、夕飯をどこで食べるか調べる事になり、今回は私が決める番であった。

佐野というと「佐野ラーメン」が思いつくが、夜にラーメンでは寂しく、当然居酒屋を探すことにした。

この日は雨が降っており、ホテルの近くがいいなと思い探していると、80年続けている、おでん屋さんがあるとの情報をきき、行くことに決めた。

　街を歩いていくとオレンジ色の看板が見えてきた。

　「おでん居酒屋ホームラン」と見え、中に入ると、カウンターに5席、テーブルが2席とこじんまりした感じの店であった。当然、カウンターに二人で並んで座った。

　まずはビールとおでんを頼み、「お疲れ様！」

　まだ若い亭主であるが、気さくな感じであり、話を聞くと80年続いており、自分は3代目だという。

昔は、佐野駅前に4件ほど、おでん屋があったが、今はここだけになったようだ。

ここでのおすすめは、やはりおでん。

塩ゆで後の大根・牛スジ・大き目なこんにゃく・はんぺん　など。

隠しメニューではないが、タレをかけずに食べられる肉汁たっぷりの餃子。

手頃の値段で、一人でも入れそうな感じの良いお店でした。

代々引き継がれ続けていくということは、非常に難しいことであり、これからも引き継がれていって欲しいと感じた。

東京営業所　原