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先日、東北新幹線、はやぶさで仙台へ出張したときのこと。

愛用のモバイルタブレットを座席前の網カゴに差し込んでおいたのをすっかり忘れたまま下車してしまった私。

仙台駅からだいぶ離れ、30分ほど経ってから「あっー！」っと思いだし大慌て。マズイ!　これはとり返しのつかないことをしてしまった！と後悔と焦りで完全にパニック状態。

一生懸命気持ちを落ち着かせながら、あきらめ半分、仙台駅の忘れ物センターへ電話を入れました。

電話に出た年配の係員、「一応、確認してみますからー。明日の朝まで連絡なければあきらめて警察に紛失届けを出してくださーい。」と、のんびりとした仙台なまりの応対。

やけにのどかな感じの話しぶりにちょっとイラついたものの結局自分が悪いので何も言えません。

「あ～最悪･･･こりゃだめだぁ･･･。」と　ほとんどあきらめの心境。

重要データや連絡先が入っているタブレット、悪用されたら大変なことになると思い、それから1時間くらい迷った揚句、覚悟を決め、ドコモに紛失届けをするため携帯を手にした瞬間に折り返しの着信音。

「あ～、ありましたよー。新青森駅に無事届いてましたよー。」と、これまたゆ～っくりとした口調。

涙が出そうになりました。なんて優しい国なんだ！ありがとうJR東日本さん。

さっきは内心イラッとして本当にごめんなさい。新青森までの運賃払いますから!　いゃー、本当に助かりました。まだまだ捨てたもんじゃないよ日本人。

人の温かみがある優しい国、日本。そういう気持ちにさせてくれる出来事でした。

「お・も・て・な・し」・・・今年の流行語大賞決まりですね！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　東京営業所　佐藤